あらすじ
「魔力なき欠陥品に、我が王家のパンを食わせる余裕はない」
帝国第ニ王妃の息子、第三王子アリオス。
10歳の「魔力測定儀式」の日、彼が手にした宝玉は一切の光を放たなかった。
王太子である長兄・アレスは、父帝の病を好機とばかりに、アリオスと母ルシアを「療養」という名目で死の島**『エグナシア島』**へと追放する。
砂浜に残されたのは、潮風に朽ちた小屋と、病に伏せる母。
絶望的な状況の中、アリオスは母を救うため、一人で未知の森へと足を踏み入れる。
そこで彼を待ち受けていたのは、島を支配する先住民リザードマンの牙だった。
生贄として祭壇に捧げられ、刃が振り下ろされようとしたその瞬間――。
アリオスが縋りついた「沈黙の神(古代の巨人ゴーレム)」が、数千年の眠りから覚醒する。
圧倒的な古代兵器の力でリザードマンを屈服させたアリオスは、母から授かった「司書の知識」と「古代技術」を組み合わせ、不毛の島を最高の楽園へと作り変えていく。
しかし、アリオスはまだ知らなかった。
この島が世界を崩壊から守る「最後の要石」であることを。
そして、自分を追放した帝国が、その封印を解こうとしていることを……。
母との約束を守るため、少年は最強の守護神と共に、世界の運命に立ち向かう。