あらすじ
日本の片田舎にある「月読峠」。この街の大学に通う空町 一歩希は駅前の興信所でアルバイトをしている。
そんな彼のとある休暇。いつもの如く興信所に入り浸り、所長の楠城 道元や友人の氷見川 葵と駄弁っていると、”一歩希に依頼したい事がある”という風変わりな女性、最月 朱巳が”ある物”を持ってやって来た。
”ある物”それは───世間を騒がせている”古地図”だった。
その理由は言わずもがな、古地図に描かれた”謎”が”大蛇の化石”を指し示していたからだ。そしてその大蛇を見つけた六人のうちの一人、一歩希に新たな謎を解いて欲しいのだと言う。
最月が持ってきた古地図には例に漏れず月読峠の周辺が描かれたもので、独特なマークが示されていた。
『桜』『城』『檸檬』。
それを見た瞬間、一歩希はあることに気付く。
「───櫻の木の下には──が埋まっている」
掘り返された”ある物”により、一歩希は不気味な謎に翻弄されることとなる。
─────これは、数十年前に紡がれた不格好な縁の話────。
本作は、成田良悟先生の書き下ろし作品『蛇よ、どうか今宵は月に溺れぬように』の続編となっております。
https://kakuyomu.jp/works/822139841980969846