あらすじ
日本語シノプシス
太古の力に支配された世界。
この世界では、「具現者(エンボディメント)」と呼ばれる存在が、現実の根源的な真理を体現している。
風、水、光、嵐……そして雲。
彼らの力は、何世紀もの間、静かに世界の均衡を保ち、国々や氏族の運命を導いてきた。
名門・風の一族に生まれた少年――カイト・カゼ。
彼は家族に囲まれ、笑いと夢に満ちた穏やかな日々を送っていた。
しかし、運命はすでに彼を選んでいた。
彼の内には、誰とも違う力が眠っている。
彼はただの「風の具現者」ではない。
それ以上の存在――
自由の守護者。
王国よりも古く、
どんな鎖にも縛られることのない力。
だが、自由には代償がある。
世界が静かに変わり始め、
古き力が再び目覚めるとき――
カイトの平穏な日常は崩れ去る。
戦争、裏切り、そして喪失。
愛する人々は一人、また一人と姿を消し、
彼は、自らの力を恐れる世界の中で孤独に立つことになる。
それでも――
風は止まらない。
だから彼も、止まることはできない。
悲しみを背負いながらも、
彼は歩み続ける。
それは、神々と具現者、そして怪物たちが
存在そのものの支配を巡って衝突する世界への道。
なぜなら――
自由は与えられるものではない。
勝ち取るものだからだ。
そして時には――
自由を背負う者は、
たった一人で歩かなければならない