あらすじ
子供のころから存在感のない少年だった鷺白は、おのれの存在感を極限までなくすことによって人から見えなくなるという能力、自称「ステルス」を身につける。
しかしある日、そのステルスを使って犯罪を犯すことを同級生から強要され、途方に暮れながら書店のドアをくぐり――
そして、彼らは出会った。
同じ能力を持つ、ひとつ年上の少女は何を思って鷺白を助けたのか。
「ステルス」は私が何度か題材にしている「能力」ですが、これを身につけざるを得なかった人々の思いが伝わってくれれば、これに勝る喜びはありません。