あらすじ

深夜のコンビニに向かう時だけ、私は「理想の自分」に着替える。 高いヒールを鳴らし、甘い香水を纏い、仕事に追わりの雰囲気を纏う。 すべては、あの人とつながりたいから。 「となり、いいっすか」 一缶のアルコールをきっかけに、名前も知らない二人の甘く危険な夜が始まる。 「一缶飲んだら、帰ってください」 「……警戒心、持ってくださいね」 正体を隠し、背伸びをしたまま過ごす、不確かな夜。 彼の指先が触れた場所を私は覚えてしまう。 朝が来れば、すべてはなかったことになるはずだった。 期待していたことにはならないのが、私だ。 けれど、 「私の名前は、真月景と申します」 驚きに目を見開く私に、彼はあの日と同じ、優しい笑みを向けた。 深夜の乾杯から始まった、嘘つきな私の恋のゆくえ。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/15
  • 現在の作品不確かな夜、その指先でなぞって