あらすじ
正義に見捨てられた者たちを拾い、居場所を与え、やがて王国最大の反逆者となった男、レイン・グレイ。
神託と秩序によって守られた世界で、彼は「救われなかった者」の怒りを旗に掲げ、仲間を増やし、灰旗軍を率いて世界の中心へ牙をむく。
だがその戦いは、弱者を救うための革命であると同時に、多くの日常を踏み潰す侵略でもあった。
仲間たちが次々と倒れ、ついに神託院の最奥へ辿り着いた時、レインは知る。
自分は英雄でも救世主でもなく、守る側から見れば討たれるべき“悪役”だったのだと。
これは、救えなかった怒りから始まった戦いが、最後に一人の男自身を裁く物語。