あらすじ
総務部の戸倉湊は、祖母に送った何気ないメッセージを、社内AI《ササエル》に勝手に“有益な言葉”として全社共有されてしまう。
「首を温めて。足首も大事」は健康経営に、
「冷蔵庫に卵があるから、何か適当に作るわ」は現場改革に、
「もう無理 でも行く」は挑戦スローガンに。
ただの生活連絡なのに、周囲はなぜか深い意味を読み取り、戸倉を“思想のある人”として持ち上げ始める。
この流れを止めようと、彼はついに「絶対に意味のない一文」を送りつける。
だが、それすら社内で名言化されてしまい――。
祖母とのプライベートなチャットが、なぜか会社の戦略になる。
巻き込まれ型で加速していく、会社員短編コメディ。