あらすじ
婚活に行き詰まっていた伯爵令嬢イリア。家の事業を乗っ取ろうとする成金男爵の息子から結婚を迫られ、回避するために夜会に通い詰めていた。ある夜、幼馴染みで公爵家の末息子エミリオと再会する。エミリオは三年前に第四王女と結婚したが「夜が役立たず」という理由で離縁されていた。イリアとエミリオは、互いの利害関係の一致から契約結婚をすることに。
実はエミリオは幼い頃からイリアに想いを寄せていた。思いがけずグイグイ来るエミリオに戸惑うイリア。エミリオの唇がイリアの手に触れた時、イリアの髪の毛が一房ちぎれてしまう。エミリオの前妻・シャーロット王女が彼にかけた呪い。「キスをした相手の左半分の髪がゴッソリ抜ける」という世にも恐ろしい呪いだった。イリアとエミリオは、呪いを解くために王女の離宮へと乗り込む。