あらすじ
■短いあらすじ……
カクヨム様にて投稿したギフト御礼小話の再掲。
■長いあらすじ……
「平民だからって、成績が悪いからって、いつもガブリエル様はあたしのことを見下して……。もっと勉強しろなんて、言ってきて……」
「イリナ……」
「が、がんばっているのに、あたしだって。平民だから、学園の勉強についていけないのくらい、わかるじゃない。なのに、勉強が足りないだの、マナーを学べだの……」
「ガブリエルは自分がなんでもできるからと言って、できない者の気持ちがわからないんだ。ああ、可哀そうなイリナ……」
涙目になっているイリナを抱きしめ、フランクはガブリエルを睨む。
「がんばっている者に対して鞭打つとは……、貴様それでも人間か? 高位貴族としての慈愛の心はお前にはないのか⁉」
指まで突きつけられれば、しかたがない。ガブリエルは一歩前に出た。