あらすじ

「本日をもって、貴様との婚約を破棄する」——王太子からの婚約破棄宣言。普通なら絶望するはずのその瞬間、公爵令嬢セラフィーナは心の中で歓喜していた。五年間、ずっとこの日を待っていたのだから。前世はバレエダンサー。今世では「氷の令嬢」と呼ばれ、婚約者である王太子には見向きもされず、継母と義妹には虐げられる日々。偽聖女に殿下を奪われた「可哀想な令嬢」を演じるのは、正直もう飽き飽きだった。婚約破棄の場で見せた本心からの微笑みは、社交界を凍りつかせ——そして、「氷の公爵」と恐れられるレオンハルト・フォン・ヴァイスベルクの目に留まることになる。「興味深い。その仮面の下を、見せてもらおうか」鳥籠から解き放たれた元バレエダンサーの令嬢と、感情を見せない冷徹な公爵。二人の出会いが、止まっていた運命を動かし始める。今更「考え直してやる」と言われましても——もう遅いですわ、殿下? これは婚約破棄から始まる、本当の自分を取り戻す物語。

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小説を読もう2026/03/15
  • 現在の作品婚約破棄されて喜んでいたら氷の公爵に拾われまして、今更「考え直してやる」と言われましても困りますわ