あらすじ
「宇宙人など存在しない」
それが、高度な文明を築き上げた2100年の人類が辿り着いた、味気ない結論だった。
しかし、主人公・一条七星(いちじょう ななせ)だけは違った。
彼は、宇宙人がもたらす未知の科学技術や、超能力といった「机上の空論」にこそ真実があると信じ、孤独に夜空を仰ぎ続けていた。
2100年1月1日、午前0時00分。
ある雑誌に記された「宇宙人が山麓に降り立つ」という荒唐無稽な予言を信じ、七星は独り、人里離れた山の麓へと足を踏み入れる。
静寂に包まれた元旦の夜。
そこで彼を待っていたのは、期待していたUFOではなく、あまりに美しい満天の星空だった。
諦めと虚しさがよぎったその瞬間、一筋の星光が、運命の矢のように真っ直ぐ七星へと降り注ぐ。
眩い光に呑まれ、意識を失う七星。
次に彼が目を覚ました時、その体には銀河の理を覆す「未知の力」が宿っていた――。