あらすじ
前世でブラック企業に殺された私、藤堂凛は転生先でも不遇だった。政略婚約者・白河蒼真のマネージャーとして三年間尽くす日々。だけど私の本音は——早くこの婚約、解消されないかな? そして運命の甲子園決勝。全国中継の中、蒼真は別の女を「彼女」として紹介した。普通なら絶望する場面。でも私は内心ガッツポーズ。やっと自由になれる! 泣き崩れる姿を期待していた観客たちの前で、私は完璧な笑顔で告げた。「三年間、私のデータ分析で投げさせていただいて、ありがとうございました」と。そう、チームの躍進を支えていたのは私の分析力。蒼真はそれを知らない。でも、ずっと私を見ていた人がいた。ドラフト一位候補の無愛想エース・黒崎凱斗。「俺を、プロでも支えてください」——彼の真っ直ぐな瞳が、私の新しい人生を照らし出す。裏方として影に徹してきた令嬢が、本当の居場所を見つける物語。私を軽んじた者たちの没落は、高みの見物させていただきますわ。