あらすじ

人間が好きな上位存在――鳥神の姫は、なぜか婚約破棄され続けている。 家に来てくれた。 挨拶してくれた。 褒めてくれた。 それだけで「好きだ」と思ってしまうほど人間が好きな彼女だが、その距離感は人間とは少しだけずれていた。 神としては温和で穏やかな種族でもあるため、人間の婚約者たちは次第に畏れを失い――そして去っていった。 「鳥神は弱い神だ」「あの神なら扱える」 そんな噂まで広がる中、また一つ縁談が舞い込む。 本来は別の者が受けるはずだったその話を引き受けたのは、とくに神を恐れもしない一人の人間だった。 静かで、淡々としていて、少しだけ世話焼きな男。 尾羽が床まで伸びる神様と、神を特別扱いしない人間の婿。 廊下で尾を踏まれそうになり、手入れ中に絡まり、鶏につつかれ、ばあやに叱られる――そんな穏やかな日々が始まる。 婚約破棄され続けてきた鳥神様と、なぜか逃げない人間の婿。 少し不器用な神様と人間の、静かな婚姻譚。

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小説を読もう2026/03/15
  • 現在の作品婚約破棄され続けた鳥神様ですが、人間の婿を迎えたらなぜか逃げられません ―尾羽が床につく神様と静かな婚姻譚―