あらすじ
この町は、あらゆるものすべてが霧に閉ざされている。
霧に包まれたその場所に、一人の青年がいた。名前は『アデル』――かつてアムレートと呼ばれていた『霧の町』を守る、たった一人の騎士だった。
彼は領主に命じられ、霧の発生源である町外れの塔を目指す。
暗く閉ざされた高みに住まう、霧の根源である『魔法使い』を殺すために。
すべてが霧に閉ざされ、いずれ死に絶える。
最悪の結末を回避するために、『アデル』は剣を振り下ろす。
――それで、全てが終わり。いや、終わる、はずだった。
「悲劇《ものがたり》は繰り返す。願いが叶わないなら、永遠に続けましょう」
声が響き、再び目を開いたアデルの前に広がっていた光景は、見慣れた霧の町並み。
魔法使いを殺しても、霧が晴れることはない。しかしそれ以上に奇妙なのは――。
「一日が、繰り返されている?」
繰り返される一日。最後で待つ、逃れられない死。
何度も振り下ろされた剣の先で、『アデル』は隠された真実を探し出せるのか。
※過去作リマスター版。
ゆっくり更新です。