あらすじ

神話では太陽神は月神を愛し、光を分け与えた。 だから月国第二王女セレネと太陽国王太子アレクシスの結婚は、両国で祝福されるはずだった。 けれど婚礼の夜、アレクシスは冷たく告げる。 「公の場では理想の夫婦を演じろ。それ以外は何も求めない」 契約結婚。 愛など不要。ただ神話を再演するだけの政略。 宮廷でセレネが祖国ごと侮辱された時―― アレクシスは王子としての義務を超え、氷のような瞳で言い放った。 「私が迎えた妃を、和平の供物のように値踏みするな」 その夜、私室で初めて名前を呼ばれ、手を包まれた瞬間、セレネは悟った。 これはもう、契約の外。 神話のような大恋愛じゃなくてもいい。 自分の意思で隣に立つと決めたなら、そこから先は二人の物語――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/15
  • 現在の作品月国の第二王女ですが、太陽国の王太子とは理想の夫婦を演じるだけの契約結婚のはずでした