あらすじ
地球から異世界へ転移した人間だけを集めた特別クラス――
王立魔術学園「第零組」。
その担任を任されたのは、若き教師・九条朔夜。
地球出身の陰陽師の家系であり、魔術と陰陽術を併用する異色の術者だった。
第零組の生徒は十人。
勇者候補、精霊使い、潜入特化、回復術師――
そして、まだこの世界の力を扱えない転移者たち。
だがこの世界には、転移者にだけ起こる現象がある。
それは――「楔共鳴」。
それが進行したとき、
転移者は世界を固定する存在――“楔”となる。
だが楔になるということは、
人格や人生を削ることでもあった。
そしてある日。
第零組の生徒の一人に、楔共鳴が発生する。
王国軍は転移者を管理しようと動き出し、
学園もまた、その力を巡って揺れ始める。
かつて地球で同じ事件を経験した朔夜。
そして、その場にいた少女――神代梓。
「先生、また一人で背負う気ですか」
転移者クラス第零組。
問題児だらけの十人。
だが――
十人揃えば、世界だって守れる。
これは
王立魔術学園第零組と、陰陽師教師の物語。