あらすじ
西暦3024年。銀河考古学連盟の研究員メイ・リンは、旧第三惑星——かつて「地球」と呼ばれた星の21世紀遺跡を発掘する。
出土した黒い板。1日に200回以上触れた形跡。——祈祷用の聖具だ。
大量の食事画像。見知らぬ他者にまで共有されている。——宗教的儀式に違いない。
小型四足動物「ネコ」の画像が食事を上回る1,891枚。——主神だ。
「原始的ですが、極めて信心深い文明です」
真面目に論文を書く考古学者。
——だが、データの最深層に残された最後の一枚が、1000年の時を超えて、彼女の分析を静かに覆す。