あらすじ
「――俺たち、これからもずっと最高の『親友』だよな?」
俺が笑顔でそう言った瞬間、彼女たちの時間が止まった。
その瞳から光が消え、濁り、底冷えするような暗闇が宿る。
俺にとっては誠実さの証だった。
けれど、幼馴染の美少女四人にとっては――それが決定的な「絶望」への引き金だった。
「……あは、親友? そっか、そうだよね……親友だもんね」
一人の口角が、不自然な角度で吊り上がる。
友情の仮面が剥がれ落ち、隠しきれなくなったどろどろの執着が溢れ出す。
監禁、監視、外堀埋め。
親友という鎖で俺を縛り上げた彼女たちは、もう逃がしてはくれない。
「いいよ、親友で。その代わり――他の女と話したら、分かってるよね?」
無自覚に彼女たちの心を壊し続けた男と、愛を諦めて『執着』へと舵を切った四人の幼馴染。
一方通行な親友ごっこの果てに待つのは、甘く狂った包囲網だった。