あらすじ
神や悪魔が実在するが、その存在を秘匿されている現代日本。百年に1度、七つの大罪を冠する魔王たちが地球の所有権を巡って争い合う。
落ちこぼれの退魔師・来栖(16歳)は百年戦争に巻き込まれ、最愛の幼馴染マリア(18歳)を失った。だが、来栖のことが心配でたまらないマリアは、天使として舞い戻ってきた。
今回の参加者は、以下の8組。いずれのペアが勝利をつかむのか?
一都市を丸ごと洗脳できる精神汚染魔術の名手、『色欲』の魔王こと璃々栖・ド・ラ・アスモデウス。
彼女を引いたのは、日本最強退魔家『阿ノ玖多羅家』の当主・阿ノ玖多羅サトリ(マリアの父)。
七大魔王中最強と名高い『憤怒』のサタン。
彼女を引いたのは、日本最強の魔術師・阿ノ玖多羅コクリ(マリアの婚約者)。
サタンの写し身と言われる最強格の魔王、『傲慢』のルシファー。
彼女を引いたのは、欧州最強の魔術師、テンプル騎士団の総長、明けの明星ヴェヌス。
海上最強生物、『嫉妬』のリヴァイアサン。
彼を引いたのは、日本が誇る対悪魔機関『第七旅団』の若き少佐・捌岐千晶。
太古の神『バアル・ゼブル』と名高い、『暴食』のベルゼブブ。
彼を引いたのは、地球環境保護のために人類根絶やしを目論むテロリスト・ラブ&アース。
最弱と名高く、彼女を引いたらすべてをあきらめろと言われている、『怠惰』のベルフェゴール。
運悪く彼女を引いてしまったのは、グランドデビル・サブナッケの血を引くデビルクウォーターの少年、湖太郎・エキャンバス・山田。
金さえ積めばどんな願いも叶えてくれる、最も便利な魔王こと『金欲』のマモン。
よりにもよって彼を引いたのは、借金地獄の元社長・漆宝ダイコク。
以上の7組が本来の戦争参加者なのだが、今回は8組目の闖入者がいる。
それが主人公・阿ノ九多羅来栖と、ヒロイン・阿ノ玖多羅マリア。分家と本家の幼馴染である。
二人が背負うのは、8つ目にして原初の罪『原罪』。
来栖は最愛の幼馴染を守り抜き、戦争に勝利できるのか?
神戸で繰り広げられる魔術バトルが、今始まる。
※※※下記は賞応募用の800文字あらすじ(ネタバレあり)です。物語をお楽しみになりたい方は読まないでください。※※※
怪異や魔術が実在するが、秘匿されている現代日本。主人公・来栖(十六歳)は、三年前に突然魔術が使えなくなった元天才退魔師。彼には愛する許嫁・マリア(十八歳)がいたが、婚約解消させられた。来栖はマリアとの駆け落ち資金を稼ぐために闇退魔業に勤しんでいたが、彼女が四十歳の大魔術師・狐狗狸と結婚させられそうになっていることを知り、駆けつけた。
マリアに駆け落ちを提案したその時、異国の魔術師が現れてマリアを殺した。魔術師は来栖のことを『百年戦争参加者』と決めつけ、殺そうとしてくる。来栖が死にかけたその時、マリアが天使として転生。マリアは圧倒的神術で、魔術師と魔王ルシファーを瞬殺した。
百年戦争は七柱の魔王とその召喚者が秘宝ジ・アースを巡って殺し合う儀式。マリアは偶発的にゼロ個目の大罪・原罪を背負い、儀式に組み込まれた。
快進撃を続ける来栖・マリアのペア。だが、最強魔王サタンを従えた狐狗狸が現れ、二人は敗北。マリアはさらわれてしまった。政府に保護された来栖は、中立派の魔王召喚師たちと合流。修行の果てに魔術の力を取り戻した。
狐狗狸は世界征服を目論んでいるらしい。来栖は政府と一緒に狐狗狸討伐作戦に乗り出す。狐狗狸陣営(マリアの実家で日本最強の退魔家)と政府による全面戦争の最中、来栖はマリアを奪還する。が、それは狐狗狸による罠だった。さらわれていた間にマリアの中に植え付けられていた洗脳魔術が発動し、マリアが狐狗狸の配下になった。マリア・狐狗狸・サタンの一斉攻撃で、来栖は死に瀕する。
走馬灯の中、来栖はマリアが裏ではおびえていたことに気づいた。マリアは頼りになる相棒である前に、守るべきか弱い女の子だったのだ。来栖はマリアに謝罪し、守ると誓った。思いが通じ、マリアの洗脳が解けた。
熾烈なバトルといくつかのどんでん返し展開の果てに、来栖とマリアは狐狗狸を倒した。