あらすじ
魔法適性MAX! これで私も異世界で大活躍できる!
……そう思っていた時期が、私にもありました。
転生先の舞台は1927年、覇権国家『ドイツ連合王国』。
そこは、空間から無限の電力を取り出すオーバーテクノロジー「世界システム」によって、科学技術が圧倒的に進歩しすぎた世界。
空には巨大な電気飛行船が浮かび、街はネオンサインで不夜城と化す。
火を出すのも傷を治すのも、機械のボタンをポチッと押すだけで一瞬。結果として「魔法」は、歴史オタクしか見向きもしない時代遅れの迷信に成り下がっていた。
ふざけるな。せっかくの魔法チートなのに!
しかも私が転生した少女「エルゼ」は、帝都から冷遇される弱小「ハーヴェルラント辺境伯領」の17歳の新米当主。
両親が残した莫大な借金。跳ね上がり続ける帝都からの「電気代(世界システム受信料)」。
払えなければインフラは即停止、領地は没収という絶体絶命の大ピンチ。
「電気代が高い? だったらアンテナの受信先を私の『マナ』に繋ぎ変えるわ。全インフラ自家発電よ!」
絶望する執事をよそに、エルゼは規格外の魔力を領地のシステムに直接流し込み、機械を魔法で完全ハック。
高額な電気に頼らず、魔法で農作物の成長を爆増させ、最新機械すら魔力で限界突破。
貧乏だった没落領地は、圧倒的な生産力を持つ黄金郷へと変貌していく!
「誰も魔法を使わないなら、私がその凄さを世界にわからせてあげる」
科学の帝国に特大の魔法の雷を落とし、「魔法こそが最重要視される世界」を創り上げる。
これは、無敵のテクノロジーを魔法でぶっ壊す、没落領主の下剋上ストーリーだ!
エルゼ・フォン・ハビヒツブルク 17歳 女 この世界に来た転生者で主人公。夢見てた世界とは違っていて落胆していたが新しい夢を見つけ叶えたいと思っている。
ハンス・ヨアヒム・ツィーテン 63歳 エルゼに仕える白髪で片眼鏡が似合う生真面目な老執事。エルゼの規格外な行動や、帝都への反逆スレスレの暴走に、毎日胃を痛めている。
⚠この作品に出てくる全てのモノは現実の国や宗教とは関係ありません。安心してご覧下さい!!