あらすじ
「非常階段、見えてましたよ」
あの日、誰かが置いた匿名のメモ。
それは、彼女の人生で初めての「誰かに向けた行動」だった。
中学でいじめられる親友を助けられなかった私。
大学で必死に頑張ったのに、輪の中に入れなかった私。
就職後、恩人だと思っていた瞳さんに「無視された」と感じた私。
そんな私が、ある日、偶然見てしまった――
非常階段の二人と、それを「見ている」もう一人の誰か。
確証はない。でも、伝えなければ。
このメモが、やがて大きな連鎖の一部になることも知らずに。
※本作は『彼女の計画』シリーズ第3部『彼女の視線』5章に初めて登場した非常階段メモ。
本編を読まれた方は「あのメモの真相」が、初めての方は「一人の女性の成長物語」としてお楽しみいただけます。
ネタバレよりも、更に疑問が深まるかもしれません。