あらすじ
エルムガンド王国の第一王子から、卒業パーティーの最中に婚約破棄を宣告された公爵令嬢イザベラ。
断罪のショックで、彼女は自分が現代日本で経営コンサルタントとして働いていた前世の記憶を取り戻す。
ここは乙女ゲームの世界。このままでは爵位剥奪、領地没収の破滅ルートが待っている!
「冗談じゃない。そんな未来、絶対に受け入れてなるものか」
イザベラは破滅フラグを回避するため、父の道楽である赤字続きの冒険者ギルド「白銀の獅子」の運営を引き継ぐことを宣言。
前世で培った現状分析、プロジェクト管理、成果報酬制度などのビジネススキルを駆使し、潰れかけのギルドの改革に乗り出す。
クエストの可視化、新人教育、そしてエルフの賢者や獣人ギルドのマスターとの異種族間連携。
最初は彼女を馬鹿にしていた荒くれ者の冒険者たちも、その圧倒的な手腕とカリスマ性に惹かれ、いつしか彼女の頼もしい仲間となっていく。
やがて彼女のギルドは王都最大の組織へと成長し、彼女を陥れた敵の陰謀すらも打ち砕く!
恋愛よりも仕事! 最高の仲間たちと共に、すべての種族が笑って暮らせる未来を創り上げる、元悪役令嬢の痛快お仕事ファンタジー、開幕!
【登場人物紹介】
◆イザベラ・フォン・ヴァイスハイト
本作の主人公。ヴァイスハイト公爵家の令嬢。卒業パーティーで婚約破棄される寸前に、経営コンサルタントだった前世の記憶を取り戻す。高い知性と行動力、そして人々を惹きつけるカリスマ性を持ち合わせ、破滅の運命に抗うためギルドマスターとして辣腕を振るう。
◆レオニダス
獅子の獣人族で、冒険者ギルド「紅蓮の牙」のマスター。筋骨隆々で威圧感があるが、仲間思いで義理堅い性格。当初はイザベラを警戒するが、その実力と人柄を認め、誰よりも頼れる戦友となる。不器用ながらもイザベラに惹かれていく。
◆シルヴァン
人間との交流を絶ち、「迷いの森」の奥で暮らすエルフ族の賢者。植物や古代魔法に関する膨大な知識を持つ。物腰は穏やかだが、知的好奇心が強く、常識にとらわれないイザベラの行動に興味を抱く。ミステリアスな雰囲気の中に、時折少年のような無邪気さを見せる。
◆アルフォンス・フォン・エルムガンド
物語の舞台となるエルムガンド王国の第一王子。イザベラの元婚約者。正義感が強く真面目だが、貴族社会の常識に縛られ、シュヴァルツ侯爵の嘘を信じ込んでいた。イザベラの変貌と活躍を目の当たりにし、自らの過ちを悔い、彼女を正しく理解しようと努める。
◆マルクス・フォン・シュヴァルツ
ヴァイスハイト家の領地と権力を狙う、狡猾で野心的な侯爵。本作の主な敵役。金と権力に執着し、目的のためなら手段を選ばない冷酷な人物。イザベラの前に、様々な妨害工作を仕掛けてくる。