あらすじ
高校二年生の結子〈ゆいこ〉は、自他共に認める引っ込み思案で大人しい性格。とにかく目立つことが苦手で、周囲の反応が気になってしまう。
そんな結子が唯一心休まる場所が裁縫部。
友人二人と過ごすかけがえのない時間。
ある日、部の恒例行事である「弓袋作り」が始まる。
それは、弓道部が使用する「弓袋」を手作りして贈呈すること。
弓道部には、結子が憧れる「彼」がいる。
常に眼力鋭く、誰の目も気にしていない、真っ直ぐで、裏表のない「彼」は、結子の理想そのものだ。
弓袋作りに励む結子。
それが思いがけない事態を招くとも知らずに。