あらすじ
プロローグ以外は重すぎないように書いたつもりなので、よろしくお願いいたします。
【あらすじ】
顔出し一切NGの覆面小説家・白石柊。
孤独を削って物語を書く彼女の前に現れたのは、国民的人気バンド『Coda Gray』のボーカル・紙谷圭樹だった。
雑誌の対談で出会った二人。
光のステージに立つ男と、闇の執筆室に生きる女。
しかし圭樹は、柊の言葉に心を撃ち抜かれる。
『あなたの言葉が、俺の曲を変えた』
創作を理由に、クロスする言葉と音。
次第に、二人は創作以上の感情を抱き始める。
けれど柊にとって、孤独は創作の条件。
誰かを愛することは、自分の世界を壊すことだった。
さらに、圭樹の立場、覆面作家という秘密、
そして彼女を守り続けてきた秘書・臣の存在が、二人の距離を引き離す。
「俺は、あなたの孤独ごと愛したい」
その想いは、救いか、侵食か。
創作関係から始まる、大人の恋。
才能に恋してしまった二人が、
自身の孤独と向き合いながら、共に未来を選ぼうとする物語。
【登場人物】
白石 柊(本文中には本名も登場)
顔出し一切NGの小説家。孤独を創作の源にしてきたが、圭樹との出会いで「他者を入れること」の怖さと可能性に揺れる。
紙谷 圭樹
人気バンド『Coda Gray』のボーカル。光の中にいながら、自分の言葉が“本当に届いているのか”という空虚を抱えている。柊の言葉に侵食され、創作者としても一人の男としても揺れ動く。
臣(おみ)
柊の秘書兼管理人。彼女の創作と孤独を守る番人。圭樹の存在に危機感を抱きながらも、柊の変化を止めることが正しいのか迷い始める。