あらすじ
人間と魔族が争う世界。
人間側には勇者レオン。
魔族側には魔王リリス。
その魔王軍の中で最も恐れられている存在がいる。
魔王軍四天王第四席。
魔王の断罪刃 ― ヴァルド。
黒髪の長身の男。
その手には、命を喰らう魔剣ヴァルギア。
斬った相手の命を吸い、力に変える魔剣。
戦場でヴァルドは
殺すほど強くなる怪物と恐れられていた。
だが彼には秘密がある。
それはかつて人間として生きていた少年
レインという名がある。
魔族と人間のハーフとして迫害され、
魔王に拾われた男。
そしてある日。
人間たちは希望を掲げる。
勇者レオンだ。
だがヴァルドは知っていた。
その勇者が
かつて自分が見逃した少年であることを。
これは正義の物語ではない。
勇者に倒される一人の悪の物語。
そして最後に
悪は華のように散る。