あらすじ

三崎は詐欺師だった。 投資話で数十人から億単位を騙し取り、服役。出所後、採用支援会社を一人で立ち上げた。資本金は貯金の全部。事務所は都内の安いシェアオフィス。前職は「お話しできません」の一言で切り抜ける日々。 武器は一つだけ捨てた。嘘だ。 やがて会社は動き始める。元詐欺師が人を見極める採用支援は、なぜか精度が高かった。 超堅物の共同創業者が入る。組織が育ち始める。VCが現れる。 そして上場準備が始まった日、昔の共犯者が現れてこう言った。 「綺麗事で上場? お前が一番、無理だと分かってるだろ」 反社チェック。経歴調査。週刊誌。過去は、企業価値を吹き飛ばす爆弾になっていた。 隠し切れば上場は近い。 自分から話せば、全部壊れる。 信用とは何か。 失ってから残るものが、本物なのか。 元詐欺師が、正攻法だけで上場企業を作ろうとする話。

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小説を読もう2026/03/15
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