あらすじ

異世界転移して二年、頭が禿げてしまったトキオは人生を呪って生きていた。 髪なし、金なし、魔力なしの彼には、夢も希望もない。 ある日、彼の暮らす田舎町にSランク冒険者の一団がやってくる。リーダーのエルフェレンは金髪で、エルフのような美形であった。 両脇に美女を侍らせ黒竜退治に挑むという彼を、トキオはすぐ嫌いになる。 「尿入り石灰水みたいな髪色しやがって、何がSランクだ──」 彼に『エルフ野郎』とあだ名をつけたギルドからの帰路、トキオは見知らぬ老婆に出くわす。 「そこの坊や、ひとときの休息に読者はいかがかのお?」 婆さんの手には『飛剣術』と書かれた文庫本があった。 サービスの短刀に釣られ購読し、試しに短刀を振ってみたところ、宿の砂壁に亀裂が入る。 それは紛れもない飛翔する斬撃であった。 翌日、トキオはエルフェレン一行を尾行する。 黒竜退治の現場に遭遇した彼は、エルフ野郎の非道な退治方法に嫌気がさし。 物陰に隠れ、子どもの悪戯気分で飛剣術を放ったところ、エルフェレンの首が刎ね上がるのだった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/14
  • 現在の作品異世界二年目のおっさん、やらかす ~飛ぶ斬撃でSランク冒険者をうっかり殺し、王女の死体を競売にかけることになった~