あらすじ
男爵令嬢のオルレアは、ある特殊な魔法が使えた。
この世のものとは思えない、美しい花を咲かせることが出来るのだ。
彼女は18歳の時、伯爵子息のセルゲイと結婚した。
彼は元孤児のオルレアに優し接してくれ、容姿も端麗だった。
結婚後も愛が続くものだと思っていた。
しかしある時を境に夫の態度が一変する。
浮気を繰り返し、オルレアを「無能」と罵り、そして一方的に離婚を突きつけてきた。
その過程で、最初から自分は愛されていなかったことを知り、失意の中実家に戻るオルレア。
だが一年後、彼女は全く予想外の形でセルゲイと再会することになる。
ボロボロの服を着た彼はこう言った。
「また花を出してくれないか?」