あらすじ

高句麗建国から五年。戦の火種が消えた平壌は、トムル王の統治下でかつてない繁栄を謳歌していた。 ハリボル国の王ハルムの娘・ナリンは、父譲りの清廉さと冷静な観察眼を持ちながらも、家を継ぐことよりも「歴史の真実を刻む」ことに惹かれ、伝説の記録官チャリムの門を叩く。 ナリンはチャリムの弟子として宮廷の光と影を記録し始めるが、そこで対照的な二人の男に出会う。 一人は、身分は卑しいが、岩のような誠実さと武芸の才を持つ百姓の息子・トルム。 もう一人は、洗練された物腰でナリンの父・ハルムにも取り入る、代官の息子・ソハン。 やがて、ソハンがソムラ族の残党と繋がり、高句麗の屋台骨を揺るがす陰謀を企てていることが発覚する。ナリンは記録者としての矜持を懸け、独り闇へと踏み込んでいく。 身分の差、権力の誘惑、そして父への想い。 ナリンが選ぶのは、安泰な政略結婚か、それとも名もなき勇者との茨の道か。記録係の系譜が、今、新たな世代へと受け継がれる。 鯉太郎版世界史第4弾

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小説を読もう2026/03/14
  • 現在の作品『高句麗王宮秘録 —— 碧き瞳の記録者ナリン』