あらすじ

詰所の帳場で木札を繰り、帰ってきた兵の寝床を空け、誰かの失敗の後始末をする。ジャックには大きな野心も、華々しい武勲もない。だが、困っている人間を見つけると放っておけず、気づけばまた自分が面倒を背負っている。戻ってきた兵を休ませるために頭を下げ、うまく言えない若手の代わりに話をつなぎ、下に押しつけられた破綻をひとつずつ拾っていく。 その積み重ねの中で、治療役、宿舎役、若手兵、上役たちは少しずつ気づき始める。――あの男を、いつまでも帳場に置いておくほうが損なのではないか。これは、地味な帳場役の男が、みんなの信用で少しずつ押し上げられていく立身出世譚。

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小説を読もう2026/03/14
  • 現在の作品帳場の男 ―人を見捨てず頭を下げていたら、みんなの信用で押し上げられていく男の立身出世譚―