あらすじ

婚約破棄された伯爵令嬢リーネの元に届いた一通の手紙。差出人は名門ヴィントフェルト男爵家の当主ルートヴィヒ。手紙に書かれていたのは、愛でも同情でもない「契約結婚」の申し出だった。求められたのは、薬師としての腕だけ。居場所を失ったリーネは契約に応じ、魔導具の技術を武器に少しずつ評判を築いていく。しかし、それを許さない者がいた。婚約破棄を仕組んだ義妹エルヴィラと、元婚約者の王太子。彼らの妨害は巧妙で、王立魔導具工房を動かし、リーネの商品に品質審査という名の販売停止を突きつける。証拠を積み上げ、公爵の前で審査を退けたリーネだったが、それは始まりに過ぎなかった。不器用な夫が手紙の最後に書き足した一言。その意味をリーネが知るとき、契約だったはずの関係が静かに変わり始める。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/14
  • 現在の作品婚約破棄の先には厄介な溺愛契約がありました