あらすじ
青年クラウスの住む王国ルノーリアでは、幼少期に『職明書』が渡される。
周囲の人々の職明書に【剣士】【賢者】などが記されている中で、クラウスのそれには誰にも読めない文字が記されていた。そのせいで彼は能力を扱うことができず、学院では【無職】と揶揄される日々が続いていた。
そんなある日、転機が訪れる。英雄、【大魔導師】ナズニアが決闘訓練の見学にやってきたのだ。
しかし、クラウスは見せ場もなく、いじめの主犯格である貴族、【賢者】グランに惨敗してしまう。
ところがなぜか、ナズニアが目をつけたのはむしろクラウスの方であった。
彼女は大魔導師の固有能力『解析』を使い、職明書を見て言う。
「えぇと、これは……道化師。あなたの職業は【道化師】です! 無職なんかじゃなかったんですよ!」
そして彼は次々と力に目覚めていく。
瞬間移動、透明化……他に類を見ない伝説の能力。
彼は最強の能力の代償として、傷つき、様々なものを失いながらも、師を目標に英雄を目指して戦いに臨むのであった。