あらすじ

南の島・ナンド島で、地主の息子として平穏を愛していた青年トムル。彼は比類なき「武」の才能を隠し持ちながら、争いを極端に恐れる、島一番の臆病者として生きていた。 しかし、大陸の覇権を狙うソムラ国の偵察船が島に現れたことで、彼の運命は一変する。島の人々を守るため、彼は生まれて初めて「力」を振るう決意を固め、記録係のチャリムと共に大海原へと漕ぎ出す。 大陸で出会うのは、知略の天才ハリム、猪突猛進の武人ガリム、そしてかつての宿敵テムジン。トムルは自らの優柔不断さに悩み、敗北の苦汁をなめながらも、その「誰も見捨てない」という弱さゆえの優しさで、一人、また一人と癖のある英傑たちを味方に変えていく。 対するは、圧倒的な武力で全てを支配しようとするソムラ国の王・ヨルム。 これは、最強の臆病者が、仲間と共に「真の強さ」を見つけ出し、北の大地に新たな国――高句麗を打ち立てるまでの、激動と愛の記録である。

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小説を読もう2026/03/14
  • 現在の作品高句麗の獅子