あらすじ
俺は、森に囲まれた辺境の集落に住む、ごく普通の村人だ。
特別な魔法が使えるわけでも、チートスキルを持っているわけでもない。どこにでもいる、ただの「村人A」でしかない。
そんな俺の村に、ある日、絶望的な報せが舞い込んだ。
硬い外骨格に覆われ巨大な牙を振り回す個体、炎を放つ個体、異常な再生能力を持つ個体など、理不尽な力を持つ『化け物の群れ』が村に向かっているというのだ。
かつて父の命を奪ったその化け物たちは、逃げる者も泣く子どもも容赦なく蹂躙し、命をいたぶることを娯楽とする残酷な存在だった。
正面からぶつかれば一瞬で全滅する。
だが、俺たちには絶対に引けない理由があった。俺には、生まれたばかりの妹がいるのだ。
「俺たちには地の利がある。数がある。罠を張る知恵がある!」
村長の号令のもと、俺たち村人は立ち上がる。
巨大な落とし穴、毒矢、振り子丸太。持てる知識と工夫のすべてを凝らし、圧倒的な力を持つ化け物の群れを泥沼の罠へと引きずり込む!