あらすじ

善意が『それ』を呼び寄せた。 ◇ 大学生の陽菜(ひな)は、地域の秋まつりで行われる「名残切り」に向け、資料を探しに図書館へ足を運んだ。 一人の男子生徒に声をかけられ、名前も聞けないまま、陽菜は『彼』と言葉を交わすようになる。 春。善意でリポストした捜索投稿が、彼女のタイムラインを埋め尽くし始めていた。 揺れのある情報、画質の荒い画像、支離滅裂なハッシュタグ。『誰か』の輪郭だけが、静かに色濃くなっていく。 ある日、 その輪郭の一部が『彼』と重なってしまい── 見つけたいのは誰か。 見つけられるのは誰か。 名残を切るのは──どちらなのか。

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小説を読もう2026/03/14
  • 現在の作品名残切り──「見ているだけで、よかったのに」