あらすじ

五十歳になった男には、子どもの頃から忘れられない一匹の野良猫がいる。 茶黒のまだら模様、裂けた右耳、白い尻尾の先。 近所の老人に引き取られたその猫は、何年経っても、まるで年を取らなかった。 やがて老人は亡くなり、町並みも変わり、猫のことも記憶の奥へ沈んでいく。 だがある日、帰省した主人公は、昔とまったく同じ姿の猫を再び見かける。 古い写真の隅に写り込む、同じ猫。 「やっと戻ってきた」と記された一枚。 そして主人公は気づき始める。 あの猫は、この町でずっと誰かを見送り続けてきたのではないか、と――。 懐かしい夕暮れの路地に潜む、やさしさと不気味さが同居する洒落怖。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/13
  • 現在の作品【洒落怖】不老不死の猫