あらすじ
東京の地下に出現した全100層のダンジョン「東京アビス」。
探索者(ダイバー)たちが命懸けで挑む中、
一人の男が"会社帰り"に配信を始めた。
黒田悟、28歳。IT企業のインフラエンジニア。
ダイバーランクD(最低)。レベル1。武器はホームセンターのバール。
唯一のスキル『構造解析』──触れたものの構造を読み取るだけの、戦闘には向かない地味スキル。
だが、この男は"戦わない"。
トラップの仕組みを丸裸にし、ボスの構造的欠陥を暴き、環境ごと攻略する。
その配信スタイルに視聴者が殺到し、気づけば100万人がリアルタイムで見守っていた。
「このダンジョン、天然じゃない。誰かが"設計"している」
構造解析が暴いたのは、政府が隠し続けたダンジョンの真実だった。
配信を止めろと迫る国家機関DMA。
暗号を送ってくる謎の視聴者。
そして、数万年前の建造物に刻まれた──現代日本語。
レベルは1のまま。
視聴者が目になり、知恵になり、盾になる。
"一人だけど独りじゃない"ソロ攻略が、国家の闇を暴き、やがて人類の未来を変える──。