あらすじ
『偏愛シリーズ 第二弾』【R15】【BL】
余命三ヶ月と宣告された男――伊勢崎透。
人生の終わりを前に、
彼が向かったのは、幼い頃に一度だけ訪れた砂漠だった。
そこには、
なぜか忘れられない景色があった。
金色に光る砂。
沈みゆく太陽。
そして――
記憶の奥に残る、誰かの声。
遺跡に足を踏み入れた透の前に現れたのは、
白い布を纏った謎のまじない師、カリム。
男とも女ともつかない、
この世のものとは思えない静かな存在。
なぜか透は、その人物から目を離せなかった。
その夜、
砂漠でひとつの儀式が行われる。
そして透の人生は、
静かに、確実に、
ある「約束」に導かれていく。
砂漠に刻まれた記憶。
消えない呼び声。
それは奇跡なのか。
それとも――
もっと古い何かだったのか。
【偏愛シリーズ】
このシリーズは、
社会の「当たり前」から少しだけ外れた愛の形を描く物語群です。
年齢差、フェティシズム、孤独、依存、
死や欠損への執着――
社会の常識の中では
「理解されにくい感情」かもしれません。
しかし、そこにも確かに
誰かの本物の感情が存在しています。
このシリーズはそれを
肯定も否定もせず、ただ描きます。
美しく、静かに、
そして少しだけ残酷に。
読んだあと、
「この感情は何だったのだろう」と
ふと思い返してしまう物語。
── 愛の形は、ひとつではない。
それが「偏愛シリーズ」です。
本作品は、「偏愛シリーズ第二弾」になります。