あらすじ
崩壊と呼ばれる現象によって、人類の生存領域が制限された世界。
人類は七つの区に分かれて生活し、その均衡によって文明を維持していた。
その世界の中心に存在するのが、十二個しか存在しない
「開花の種」。
この種は莫大なエネルギーを放ち、人間が死の危機に瀕したとき、
「開花」と呼ばれる覚醒を引き起こす。
身体能力、思考、あるいは常識を超えた能力。
人の願いと生き方が形となり、力として現れるのだ。
その力を研究し、能力者を生み出す場所——
それが 学校。
学校の職員である 庭師 は、ある日「遠足」と呼ばれる任務を選択する。
しかしそれは遠足などではなかった。
十人の生徒を率い、世界に散らばる
開花の種を回収する遠征任務。
しかも条件は残酷だった。
「開花の種を十個回収するまで帰還するな」
「生徒が全員死ぬまでは帰還するな」
使い捨ての戦力として送り出された十人の生徒。
そして彼らの管理役となった庭師。
それぞれが願いと過去を抱えながら、
世界を巡る危険な旅が始まる。
やがて彼らは知ることになる。
この世界を支える「種」の、
本当の意味を。