あらすじ

およそ千年前、界歴2811年に人類は新たな力を発見した。当時は科学こそ至高とされてた世界だからこそ排除されてしまった小説内のファンタジー世界でのみ存在していた力、『能力』が観測された。きっかけは愚かにも犯罪に使われる新ドラッグでの因子覚醒である。科学者ではなく、社会からはみ出した犯罪者が見つけたのだ。 それだけなら、世界中の人々の因子が覚醒することは無かった。 ただ、ある犯罪者が海にドラッグを流したのである。その犯罪者はすでにドラッグを服用しており、『己と己が触れた物の存在を隠す程度の能力』を保有していたからこそ最先端のろ過装置さえも通過して全世界に流通した。 当然世界は混沌に包まれ、千年間は強き者が弱き者を淘汰する社会、『実力社会』が続いた。そのころには科学者も能力を取得し、扱うといった事態が起きていた。皮肉にも、科学者の身を守ったのは自らで否定していた能力そのものだった。 そして、不思議なことに、能力因子が覚醒した夫婦の子供の能力因子は覚醒状態である。つまり遺伝しているのに対し能力自体は遺伝していない。つまり、夫婦がどちらも『火炎を扱う程度の能力者』でも生まれてくる子供が『無機物に命を宿す程度の能力』という能力を保有していたケースがあるという事。いわば、反例が一つ出てきた時点で能力因子の覚醒状態は遺伝するが能力自体は全く遺伝しないという結果となった。 そして現代の科学者は能力を分類することに奔走しており、世界で観測された能力はおよそ百系統には分類された。 しかし、分類されていない能力は恐怖の対象とされ民衆からは畏怖される。 そのうえ、科学のために、分類のためにという事だけで科学者集団『S-F』に捕獲対象にされてしまう。つまり、能力ガチャと化しているのだ。 さらには、分類されている能力でも優等や劣等と評価される能力もある。だから、表面上では大きな戦争は起こらなくなったが社会はまだぴりついている。 ――――――― 注意:序章は大まかな説明みたいなもんです。

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カクヨム
カクヨム2026/03/13
  • 現在の作品系統学が先行した能力社会で俺は『分類不可』の名のもとに生きる