あらすじ

その教えは、天竺よりも遠い場所から奈良の都にもたらされた。 奈良・神護景雲三年。疫病が都を覆うなか、尼として悲田院を営む和気広虫のもとに、弟・清麻呂が一冊の経典を持ち込んだ。 景教。遥か西の果て、想像も及ばぬ地より唐に伝わった、見知らぬ神の教えである。 病める者を救えと説くその言葉が、広虫の胸を熱くした。 しかし「その教えに従わぬ者は救われない」と説く一節が、悲田院で共に生きる人々の顔を広虫の脳裏に呼び起こす。 朝廷の暗闘に巻き込まれた姉弟は、やがて帝の御前に立つ――。

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小説を読もう2026/03/13
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