あらすじ
【死ぬために生きる、という呪い】
高度な医療革命と遺伝子操作により、人類は「死」という出口を失った。
不老不死を手に入れた世界。しかし、突如として訪れた【白夜の審判】――核戦争により文明は崩壊し、若返りの技術も霧散した。
残されたのは、老いさらばえても死ねず、傷ついても再生し続けるという地獄のような永遠だけ。
地下シェルターで暮らす少年・エルムは、葬送執行機関『クロウ』の一員として、荒廃した外の世界へ足を踏み入れる。
彼らの目的は、かつての死者【始源の亡骸(オリジン)】を探し出すこと。
それは、死ねない世界に「死」という名の救いを取り戻すための、唯一の鍵だった。
「この地獄を、終わらせる」
感情を捨てた少年の、死を求める旅が今始まる。