あらすじ
業務改善提案の締切が迫る中、隊長が部下の科長に求めたのは「何か一つ、使えそうな案」だけだった。
しかし返ってきたのは、子育て支援を皮切りに、託児所整備、離職率低減、人的確保までを一気につなげる、妙に完成度の高い暴論だった。
内容だけ聞けば、たしかに現実的。
だが、その提案名と発想と本音は、どう考えてもアウト寄り。
止めたい隊長と、止まらない科長。
そして、話を聞けば聞くほど「一部は検討の余地がある」のがまた腹立たしい。
これは、ある架空組織を舞台にした、真面目な顔で不穏な話を延々と続ける会話劇コメディである。