あらすじ
大陸随一の魔術師、アルヴィス・フォルトナーには、命よりも大切な幼馴染がいた。
だが彼は、自分に魔力があると分かったあの日から六年間、一度も彼女に会いに行けずにいた。理由はただ一つ。「自分が好きだった絵本の主人公よりも、強くて格好いい男になってから迎えに行きたかった」から。
そんな彼が、ついにメイの店へ現れる。
きっかけは、最強の彼をも絶望させた恐ろしい『呪い』だった。
「俺はもうすぐ、メイの姿が見えなくなる……! その前に、彼女の姿をこの目に焼き付けなきゃならないんだ!」
……しかし、その呪いの正体は。
再会するために仕事を詰め込みすぎたことによる、ただの「重度の疲れ目」だった。
そうとは知らず、威圧感たっぷりに珈琲を飲むアルヴィスと、怯えて彼を出禁にするメイ。さらには『呪い』の噂を耳にして彼を心配し、駆け出すメイ。
これは、愛が重すぎて「疲れ目」を「死の呪い」と勘違いしたポンコツハイスペ男と、彼を放っておけない幼馴染が、六年越しの本音を爆発させるまでの再会ラブコメ。