あらすじ
3月13日サンドイッチデー。親友の美緒に煽られた結衣は「昼休みにサンド交換」を告白チャンスだと勘違いし、気になる同級生・結城蓮に渡すため“恋も具だくさん”な手作りサンドを用意する。卵もツナもチキンも野菜も詰め込んだ結果、サンドは閉まらず、ラップで無理やり固定した“超重量級”に。
しかし昼休み、交換の盛り上がりと冷やかしの中で結衣は緊張で手を滑らせ、サンドを落として崩壊させてしまう。逃げ出した廊下で泣きそうになる結衣の前に現れたのは蓮だった。蓮は「崩れてても作ったのは分かる」「食べたい」と言い、乱れた具材を丁寧に戻してくれる。
蓮は自分のシンプルな購買サンドを差し出し、二人の交換が成立。さらに「足りない分、次また作って」と“次”を約束する。放課後、蓮から届いた「名前で呼んで」のメッセージに結衣は勇気を出して返信する。
崩れた断面でも、気持ちは残る。
サンドイッチデーの一日が、結衣の春の始まりになる。