あらすじ
大学生の柴田蓮には、誰よりも大切に想う存在がいた。幼い頃から日常を共にし、家族同然の時間を積み重ねてきた幼馴染、麻倉美桜。言葉にできない恋心を抱えながらも、蓮は今の平穏な関係が続くことを願っていた。
しかし、その日常は一人の男の登場によって音を立てて崩れ去る。蓮の親友であり、学園のスターでもある完璧な青年・高橋隼人。彼が美桜に近づいたことで、蓮の日常は焦燥感に塗り潰されていく。
隼人の裏側に潜む、底知れない狂気。優しき仮面の下に隠された、あまりに歪で冷酷な支配欲。隼人の仕掛ける巧妙な罠によって、蓮は美桜から遠ざけられ、彼女は逃げ場のない檻へと追い詰められていく。
変わり果てていく幼馴染を救うため、蓮はたった一人で「怪物」の正体を暴こうと奔走する。しかし、剥がれ落ちた仮面の裏に待っていたのは、想像を絶するおぞましい真実だった。