あらすじ
男爵家の三男レオン・ベルナールは、
あらゆる事象を一瞬で極める「本物の天才」だった。
世の天才たちは謙虚に微笑み、
凡人の努力を「微笑ましく」見守る。
だがレオンは知っている。
それは雲の上から相手を踏みつける、最悪の傲慢だと。
だからレオンは全開で往く。
泥に塗れて剣を振る幼馴染のラウルを
「無様だ」「景観の邪魔だ」と罵倒し、
圧倒的な才能の差を見せつける。
すべては、絶望の淵でもなお自分を「同じ人間」として睨みつける、
唯一のライバルを壊さないために。
――これは、嫌われ者の天才が贈る、
あまりにも不器用で傲慢な「エール」の物語。