あらすじ

AIが判断すれば、多くの命を救える。 だがその判断は、必ず誰かを切り捨てる。 海軍士官候補生・上杉義之は、戦術AIの開発者である。 彼が設計したAIは、戦場や災害現場で「救える人数を最大化する」合理的判断を下す。 その制度の象徴となったのが―― **「4分30秒」**だった。 無人機による先行索敵を待つことで、救助成功率は大きく上がる。 だがその4分30秒は、取り残された誰かの生存率を確実に削る。 制度は人命を救う。 同時に、誰かを置き去りにする。 義之は合理を選び続ける。 戦場でも、海難事故でも、国家の意思決定でも。 その結果、多数は助かり、そして一人が死ぬ。 合理は国家を守るのか。 それとも人を壊すのか。 AI、軍事、国家戦略が交錯する世界で、 一人の青年が「制度の責任」を背負う。 合理と人命が衝突する――“4分30秒”の物語。 Xアカウント:@kanepi_tt

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/12
  • 現在の作品継承のアルゴリズム―合理の4分30秒―