あらすじ
聖女ファティマは貧乏子爵家の長女。実家が熱烈な『長男教』信者だった為に不遇な子供時代を送るが、借金のカタに売り飛ばされそうになったのをきっかけに実家と絶縁。魔術師学院の門戸を叩く。その後、聖女の力=光魔法に目覚めた為に神殿に仕える聖女となったが、『聖女の掟(=他者を恋撃してはならぬ)』を破ったとして北の辺境伯領へと追放される。
平民聖女と揶揄されながらも実は魔術師として有能だったファティマは、魔術師のノウハウを聖女の『お努め』に活かしていた。
「原状回復、おっしゃる通りに致しましてよ? 後は知りません」
ファティマがいなくなった神殿=王都は大混乱。
結界消滅? 魔物頻出? 瘴気爆増? あらあらうふふ、それは大変ですわね、でも私『破戒聖女』ですから。お役に立てずにすみません。そもそも私が『掟』を破らなければならない羽目に陥ったのはおバカな第二王子のせいでしてよ?
奴隷扱いの実家や神殿に比べれば危険地帯の辺境だってどこだって天国ですわ!
・・・・・・という、ざまぁ話。