あらすじ
最初の短編のあらすじ
戦の世に生まれた一人の鬼の女。
人と鬼のあいだに生まれ、あまりに強く、美しすぎたために人里を追われた彼女は、山奥でただ一人酒を飲みながら生きていた。
そんな鬼に、ある日ひとりの若い武士が求婚する。
鬼退治に来たはずの男は、鬼を恐れるどころか恋文を送り続け、ついには鬼と共に山で暮らし始めた。
人の世を捨てた男と鬼は、酒を酌み交わしながら季節を重ねていく。
だがある冬、男の兄である武士が軍勢を率いて山へ現れる。
領主の家の者として、鬼と暮らす弟を見逃すわけにはいかない――。
人であることと、愛すること。
その狭間で鬼が選んだものとは。
孤独な鬼と酔狂な男の、切なくも奇妙な恋の物語。
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